【スト6】SFL2026のロスター発表が本格化! 世界最強の一角MenaRDがZETA加入、昨季王者REJECTはときど退団で新体制へ

カプコンが主催する『ストリートファイター6』の公式プロリーグ「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2026」(以下、SFL2026)に向けて、参加各チームのロスター発表が本格化しています。5月下旬には強豪チームの新体制が相次いで明らかになり、なかでもZETA DIVISIONによる世界トップ選手MenaRD選手の獲得と、昨季王者REJECTの大幅な体制変更が大きな注目を集めています。

SFL2026は全12チームが参加する日本国内最高峰のスト6プロリーグで、昨季に続き各6チームずつに分かれて戦う2ディビジョン制での開催となります。開幕時期は本稿執筆時点では未発表ですが、例年は夏から秋にかけて開幕しており、シーズンを前にした選手の移籍・チーム編成の動きがファンの関心を引いています。

SFL2026の参加チームと主な制度変更

SFL2026に参加する全12チームの顔ぶれは、以下の通り出揃っています。

チーム備考
ZETA DIVISIONMenaRD選手が新加入
REJECT昨季王者、新体制で連覇を目指す
Crazy Raccoon昨季準優勝
Good 8 Squad
FAV gaming
DetonatioN FocusMe
Saishunkan Sol 熊本
FUKUSHIMA IBUSHIGIN
広島 TEAM iXA
名古屋NTPOJA
VARRELときど選手が新加入
RIDDLE ORDER新規参画

昨季から新たに参画したのはRIDDLE ORDERで、若手選手を中心に構成されたチームです。制度面では、いくつかの変更点と将来構想がカプコンから示されています。まず、出場可能年齢が満15歳以上へと引き下げられ、より若い世代のプレイヤーがトップリーグに挑戦できるようになりました。また、SFL Japanに参加していないチームに所属する選手については、フリーエージェントとして扱い、ローン(レンタル)という形でSFLに出場できる仕組みが整えられています。後述するMenaRD選手の参戦は、この制度を活用したものです。さらにカプコンは、将来的な女性リーグの立ち上げを視野に入れているほか、2027年から「アジアリーグ」を始動することを決定しています。SFL2026は、こうした競技シーンの拡大を見据えた変革期のシーズンに位置づけられます。

ZETA DIVISION、世界トップ選手MenaRDをローンで獲得

今オフ最大の話題となったのが、ZETA DIVISIONによるMenaRD選手の獲得です。5月29日に発表されたロスターは、ももち選手、ひぐち選手、ヤマグチ選手、そしてMenaRD選手の4名で、コーチにはじゃじい氏が就任しています。

MenaRD選手はドミニカ共和国出身の26歳で、「The Bull」の異名で知られる世界トップクラスのプレイヤーです。『ストリートファイターV』時代にはCapcom Cupを2度制覇しており、2017年大会ではラテンアメリカ出身者として初の王者に輝き、2023年のCapcom Cup IXでは史上初の複数回制覇を達成しました。『ストリートファイター6』に移行してからも勢いは衰えず、EVO Japan 2024・2025を連覇し、さらに2025年にはアメリカで開催されたEVOも制するなど、世界の頂点を争い続けています。

MenaRD選手の所属は引き続きWeibo Gaming(中国)であり、今回のSFL2026には前述のローン制度を用いてZETA DIVISIONのメンバーとして出場する形となります。EVOチャンピオンであるヤマグチ選手や、EVO・Capcom Cupの優勝経験を持つベテランのももち選手らと世界トップ選手が同居するロスターは、早くも今季の優勝候補筆頭との呼び声が高まっています。

昨季王者REJECT、ときど選手の退団で新体制へ

一方、昨季のSFL Pro-JP 2025を制したREJECTは、優勝メンバーから大きく顔ぶれを変えることになりました。REJECTは昨季のグランドファイナル(2026年1月31日、パシフィコ横浜)でCrazy Raccoonを下して優勝賞金900万円を獲得し、日本最強チームの座に就いています。優勝時のメンバーはリーダーのときど選手、ふ~ど選手、ウメハラ選手、そしてグランドファイナルMVPに輝いたLeShar選手という構成でした。

しかし5月30日に発表された新ロスターでは、ウメハラ選手とふ~ど選手が残留する一方、リーダーとしてチームを牽引したときど選手や、MVPのLeShar選手をはじめとする複数の選手が退団しています。新たに加わったのは、REJECTのユース部門からコールアップされた15歳のひなお選手と、ストリーマー部門出身のYAS選手の2名です。

ひなお選手は、5月にアメリカで開催されたスト6の大規模大会「Combo Breaker 2026」で準優勝を果たしたばかりの新鋭で、若手の台頭を象徴する存在です。レジェンドのウメハラ選手やふ~ど選手といったベテランと、伸び盛りの若手を組み合わせた新生REJECTが、王座の連覇に挑みます。

ときど選手はVARRELへ、移籍の連鎖も

REJECTを離れたときど選手は、プロeスポーツチームVARRELの『ストリートファイター』部門への加入を発表しました。詳細はEVO JAPAN 2026の会場に設けられたVARRELブースで明らかにされています。ときど選手は昨季、REJECTのリーダーとしてSFL Pro-JP 2025を制し、さらに国際大会のSFL World Championship 2025も優勝したばかりであり、その移籍はシーンに大きなインパクトを与えました。

このほかにも、ZETA DIVISIONからRIDDLE ORDERへ移籍したひかる選手など、チーム間での選手の動きが活発化しています。新規参画のRIDDLE ORDERは、高木選手、あでりい選手、Jr.選手、ひかる選手という若手中心の構成で、新興チームとしてどこまで上位に食い込めるかが注目されます。

変革期のシーズン、開幕に向けて期待が高まる

SFL2026は、世界トップ選手のローン参戦を可能にする新制度や出場年齢の引き下げ、そして2027年のアジアリーグ始動を控えた、競技シーンの拡大を象徴するシーズンとなりそうです。世界最強の一角を加えて優勝候補筆頭となったZETA DIVISION、主力を入れ替えて連覇を狙う王者REJECT、ときど選手を迎えたVARRELなど、各チームの編成からは早くも見応えのある争いが予想されます。

本稿執筆時点では全チームのロスターが出揃ったわけではなく、残るチームの編成や開幕日程の発表が待たれる状況です。シーズンの号砲が鳴るまでの移籍・編成の動きにも、引き続き注目が集まりそうです。

(C) esports-spirit.com ©CAPCOM 

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