【スマブラSP】篝火#15結果まとめ! あcola選手がGW幕張で4度目の優勝、MkLeo選手のメジャー優勝記録を超える快挙

『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』の大規模オフライン大会「篝火#15」が、2026年5月3〜5日に幕張メッセ(千葉県千葉市美浜区)で開催されました。シングルス部門には2,814名がエントリーし、ZETA DIVISION所属のあcola選手(スティーブ)が優勝を果たしています。

篝火はスマブラSPコミュニティが運営する非公式・非営利のオフライン大会シリーズで、有志のボランティアによって支えられているのが特徴です。今大会はスマブラSPの世界ランキングシステムであるUltRankのティア分類で最高位「SP-Tier(Superpremier)」に認定されており、2025年5月の篝火#13に続いて2大会連続でのSP-Tier到達となりました。エントリー数は前回SP-Tier大会だった篝火#13の2,548名を上回り、観戦者を合わせると会場に集まった人数は約4,000名以上に及んでいます。スマブラSPの歴史において、参加者数では篝火#13に次ぐ史上2番目に大きな大会となりました。

篝火#15 シングルス部門 上位入賞者

順位選手名国籍所属使用キャラクター
優勝あcola日本ZETA DIVISIONスティーブ
準優勝ドラ右日本AREA310ミェンミェン
3位Sparg0メキシコFaZe Clanクラウド
4位MkLeoメキシコClub Smashジョーカー
5位タイZombaアメリカCitadel Gamingロボット
5位タイHurt日本ENTER FORCE.36スネーク
7位タイヤウラ日本Hiroshima TEAM iXAサムス
7位タイしゅーとん日本REJECTピクミン&オリマー
9位タイTweekアメリカTSMディディーコング
9位タイカルメロ日本無所属スティーブ
9位タイりゅーおー日本無所属ディディーコング
9位タイGlutonnyフランスSolaryワリオ
13位タイはるぽよ日本無所属スティーブ
13位タイミーヤー日本FENNELゲーム&ウォッチ
13位タイKolaアメリカShopify Rebellionロイ
13位タイてぃー日本ZETA DIVISIONカズヤ

UltRank 2025(2025年の年間世界ランキング)のTOP20のうち16名、TOP50のうち38名が参加した過去最大級の顔ぶれとなりました。

あcola選手、グランドファイナルで0-2からの大逆転

優勝したあcola選手は、ウィナーズ側を一度も落とすことなく駆け上がる完璧な勝ち上がりを見せました。トップ8ではWinners Semi-FinalでZomba選手に3-2、Winners FinalではSparg0選手を3-0で完封し、グランドファイナルへ一番乗りで進出しています。グランドファイナルの相手は、ルーザーズ側から勝ち上がってきたドラ右選手(ミェンミェン)でした。ドラ右選手はWinners Semi-FinalでSparg0選手に2-3で敗れた後、ルーザーズ側でMkLeo選手、Sparg0選手を立て続けに撃破し、グランドファイナル進出を勝ち取った形です。

第1セットはドラ右選手が3-1で勝利し、グランドファイナルのリセットに成功します。あcola選手はトップ8を通じてスティーブのみで戦い続けるスタイルを貫きましたが、ミェンミェンの長距離攻撃に対して苦しい場面が続きました。第2セットの序盤も、ドラ右選手が2ゲームを連取して2-0とリードする展開となります。後がないあcola選手はそこから集中力を高め、3ゲームを連続で奪取してリバース3-2の大逆転勝利を達成しました。最終ゲームはラストストックまでもつれる激戦となり、あcola選手のスティーブがドラ右選手のミェンミェンを下した瞬間、会場には大きな歓声が沸き起こっています。あcola選手のスティーブがドラ右選手に勝利したのは、2025年のMaesuma'TOP 1のグランドファイナル以来となる出来事でもありました。直近の対戦ではドラ右選手にやや分が悪い状況が続いていただけに、最大の舞台での雪辱という形になっています。

篝火4度目の優勝、MkLeo選手のメジャー優勝記録を超える

あcola選手にとって今大会の優勝は、篝火シリーズにおいて4度目の優勝となりました。これまでの篝火優勝歴は以下の通りです。

大会開催年参加者数Tier
篝火#72022年5月769名P
篝火#92023年2月1,248名P
篝火#132025年5月2,548名SP
篝火#152026年5月2,814名SP

特に篝火#13・#15と、SP-Tier到達した2大会で連続優勝を果たしている点は注目に値します。篝火という日本最大級の大会シリーズにおいて、規模が拡大した最高権威の舞台で勝ち続けているという事実は、あcola選手の地力の高さを示しています。

さらに今大会の優勝により、あcola選手の通算メジャー&スーパーメジャー優勝数は、メキシコのレジェンドであるMkLeo選手の記録を上回ったことが大会後の集計で報じられました。MkLeo選手は2019年から2024年にかけてスマブラSPシーンを長期にわたって支配し続けた歴史的プレイヤーであり、その記録を超えたことは「スマブラSP史上最強プレイヤーは誰か」という議論が再燃するきっかけとなっています。あcola選手は2024年12月に世界1位ランキングを獲得して以降、安定して世界トップクラスの成績を残し続けており、新たな時代を象徴する存在として頭角を現してきました。

ドラ右選手のルーザーズラン、惜しくも準優勝

準優勝のドラ右選手は、UltRank 2025で世界1位にランクインしているミェンミェン使いの強豪です。ウィナーズ側のSemi-FinalでSparg0選手に敗れて以降、ルーザーズ側で4位のMkLeo選手、3位のSparg0選手を破ってグランドファイナルへと駆け上がる粘り強い試合を展開しました。

ルーザーズファイナルではSparg0選手と再戦し、3-2の接戦をモノにしてのグランドファイナル進出となっています。グランドファイナルでも第1セットを制してリセットを決めるなど、ミェンミェンの長距離戦の強さを存分に発揮した内容でした。

ドラ右選手は2025年11月の篝火#14でも優勝を果たしており、近年は篝火シリーズと相性の良い成績を残してきました。今大会では惜しくも頂点には届きませんでしたが、ルーザーズから世界トップクラスの選手を連破する勝ち上がりは、世界1位の実力を改めて示すものとなっています。

メキシコ勢の存在感、Sparg0・MkLeoがTop4入り

3位のSparg0選手と4位のMkLeo選手は、ともにメキシコ出身のクラウド使い・ジョーカー使いで、長年スマブラSPシーンを牽引してきた選手です。両者ともに北米・欧州勢では数少ないTop4入賞を果たし、海外勢の存在感を示しました。

Sparg0選手はウィナーズ側でドラ右選手を撃破するも、ウィナーズファイナルであcola選手に0-3で敗れ、ルーザーズファイナルで再びドラ右選手と対戦して2-3で敗北しています。直近の大会では成績が安定しない時期もありましたが、今大会のTop4入賞は復調をうかがわせる結果となりました。

MkLeo選手はルーザーズ側のRound 5でZomba選手を3-2で破る激戦を制し、その後ドラ右選手に敗れて4位入賞となっています。プレイヤー登録の遅れから一時はTop50参加リストに名前がない時期もありましたが、最終的には大会に参加して上位入賞を果たした形です。MkLeo選手のTop4入賞により、UltRank 2024〜2025の世界1位クラスの実績を持つ選手が大会のTop4を占める結果となりました。

サイドストーリー:Glutonny選手の「スティーブ地獄」

ヨーロッパのトッププレイヤー、フランスのGlutonny選手(ワリオ)は今大会で記憶に残るドラマを生みました。彼は大会期間中、Toon選手、あcola選手、crêpe salée選手、Harupoyo選手という4人連続でスティーブ使いと対戦するという珍事に見舞われたのです。

ワリオはスティーブとの相性が必ずしも良くないキャラクターとされており、Glutonny選手の「またスティーブか」と言わんばかりの反応がSNS上で拡散され、海外コミュニティで話題となりました。最終的にあcola選手のスティーブには敗れたものの、Glutonny選手自身は9位タイの好成績を収めています。

このように、特定キャラクター使い同士の対戦が偏るというのは大規模大会ならではの光景でもあり、トッププレイヤーが多数参加するSP-Tierならではのストーリーが生まれた格好です。

日本勢の上位独占続く、TOP8の8名中6名が日本人

今大会のTOP8では、優勝のあcola選手、準優勝のドラ右選手をはじめ、5位タイのHurt選手、7位タイのYaura選手・シュートン選手と、8名中6名を日本人選手が占めました。海外勢で食い込んだのはメキシコのSparg0選手・MkLeo選手とアメリカのZomba選手の3名のみという結果になっています。

2026年シーズンは2月のGENESIS X3でドミニカ共和国のSonix選手が優勝し、続くVars Ultimate Summit #1も同選手が制するなど、シーズン序盤は海外勢の活躍が目立つスタートとなっていました。しかし、地元・日本での開催となった篝火#15では、日本勢が会場の熱気を味方につけ、トップを独占する結果となっています。

特に注目されるのは、UltRank 2025で世界2位のミーヤー選手(FENNEL)が13位タイで敗退した一方、世界8位のZomba選手や世界13位のGlutonny選手といった海外勢が安定した成績を残した点です。日本国内での序列にも変動が起き始めており、2026年シーズンの世界ランキング争いは混戦模様になることが予想されます。

ボランティア運営による国内最大級の大会

篝火#15の会場となった幕張メッセは、2020年にEVO Japan 2020が開催された会場でもあります。当時のEVO JapanはCAPCOMやバンダイナムコといった大企業がスポンサーとなった大規模公式イベントでしたが、篝火はスポンサーや企業の後援なしに、純粋にコミュニティの力だけでこの規模を実現している点が特筆されます。

参加費は一般枠が7,000円、Switch持ち込み枠が4,000円という設定で、運営は全てボランティアスタッフによって行われています。海外コミュニティからは「ボランティアだけでこの規模を回すのはクレイジー」「アメリカでこの規模をやろうとしたら大手スポンサーが必要になる」といった反応も見られ、日本のスマブラコミュニティの動員力と運営力に驚きの声が上がりました。

スマブラSPは2018年12月の発売から既に8年が経過し、競技シーンとしてもベテランの域に入りつつあります。それでも依然として2,800名規模の大会が成立し、世界中からトッププレイヤーが集まる状況は、スマブラSPの競技シーンが持つ底力を示しているといえます。

あcola選手の篝火4度目の優勝、そしてMkLeo選手のメジャー優勝記録を上回るという歴史的な節目を迎えた篝火#15は、スマブラSPの新時代を象徴する大会となりました。次回篝火は2026年秋ごろの開催が見込まれており、シリーズ通算何度目の優勝者が誕生するのか、海外勢の巻き返しはあるのか、引き続き目が離せない展開が続きそうです。

©Nintendo.

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