【スト6】EVO 2026結果まとめ! MenaRD選手が史上初のブランカ同キャラ決勝を制しラスベガス2連覇、Invincible VSでは日本のakuri選手が優勝

世界最大級の格闘ゲーム大会「EVO 2026」が、2026年6月26~28日(現地時間)にアメリカ・ネバダ州のラスベガス・コンベンションセンター West Hallで開催されました。メインタイトルの『ストリートファイター6』部門ではドミニカ共和国のMenaRD選手が優勝し、EVOラスベガス2連覇を達成。日本のShigematsu選手が準優勝と健闘したほか、今年発売されたばかりの新作タッグ格闘ゲーム『Invincible VS』部門では、日本のakuri選手が優勝という快挙を成し遂げています。

EVOはRTSが運営する世界最大規模の格闘ゲームトーナメントで、今年は12タイトルが採用され、50カ国から5,774名のユニーク参加者が集まりました。今年2月に運営会社RTSがサウジアラビアのQiddiya Investment Company傘下となってから初のラスベガス開催であり、開催時期が例年の8月から6月へ変更された影響や旅費の高騰もあって、参加者数は前年の8,541名から減少しています。一方で、ラインナップには『2XKO』と『Invincible VS』がラスベガス大会として初採用され、新規タイトルの競技シーンの立ち上がりを占う大会にもなりました。

スト6部門 結果

順位 選手名 国籍 所属 使用キャラクター
優勝 MenaRD ドミニカ共和国 Weibo Gaming ブランカ / ベガ / ルーク
準優勝 Shigematsu 日本 RIDDLE ブランカ
3位 Kilzyou フランス All Gamers マイ / ジュリ
4位 Craime チリ Team Falcons リュウ / ベガ
5位タイ Tantanmen 日本 La VISION ジェイミー
5位タイ Dogura 日本 Crazy Raccoon エレナ
7位タイ Zhen 中国 All Gamers サガット / ベガ / ディージェイ
7位タイ CrossoverRD ドミニカ共和国 サガット

スト6部門には2,416名がエントリーし、賞金総額10万ドルをかけて争われました。TOP8には日本から3名(Shigematsu、Tantanmen、Dogura)が入賞したほか、ドミニカ共和国から2名、フランス、チリ、中国から各1名と、地域の多様性が際立つ顔ぶれとなっています。

史上初のブランカ同キャラグランドファイナル

グランドファイナルは、MenaRD選手とShigematsu選手というブランカ使い同士の対決となりました。EVOのメインステージでの同キャラクター同士のグランドファイナルはシリーズ史上初と報じられています。ルーザーズ側から勝ち上がったShigematsu選手は、第1セットを3-1で制してブラケットリセットを成立させ、会場を大いに沸かせました。しかし、リセット後の第2セットではMenaRD選手が試合運びを修正し、3-0のストレートで勝利。土壇場での対応力を見せつけ、王座を守り切っています。

MenaRD選手はEVO Japan 2024、EVO Japan 2025、EVO 2025に続く通算4度目のEVO制覇で、ラスベガス大会としては2連覇となります。世界最高峰のブランカ使いとしての地位を、本場ラスベガスで改めて証明した形です。

準優勝のShigematsu選手は2003年生まれの若手ブランカ使いで、2024年から競技シーンに参戦し、今年5月にRIDDLEへ加入したばかりの新鋭です。今大会では優勝したMenaRD選手から第1セットを奪う堂々の戦いぶりを見せ、EVO準優勝というキャリア最高成績を残しました。世界最大の舞台で王者を追い詰めた若手の今後に、大きな期待が高まっています。

5位タイに入賞したDogura選手(Crazy Raccoon)はエレナを、Tantanmen選手(La VISION)はジェイミーを使用し、ともに日本勢のTOP8入りに貢献しました。

Invincible VS部門で日本のakuri選手が優勝

今大会で大きな話題を呼んだのが、『Invincible VS』部門での日本人選手の優勝です。

Invincible VSは、ロバート・カークマン原作のコミック/Amazonアニメシリーズ「インヴィンシブル」を題材にした3on3のタッグ格闘ゲームで、『Killer Instinct』(2013年版)の開発陣が設立したQuarter Upが開発を手がけ、今年4月30日に発売されたばかりの新作です。北米IPが原作ということもありプレイヤー人口はアメリカに大きく偏っており、EVO 2026のエントリー403名も大半が米国勢という状況でした。

そのなかで優勝を果たしたのが、日本のakuri選手です。オムニマン、ロボット、レックス・スプロードのチームを使用し、グランドファイナルではアメリカのZippy選手を3-2で撃破。最終ラウンドは互いに体力が尽きかけるサドンデスの死闘となり、akuri選手のオムニマンが相手のレックス・スプロードを打ち破って優勝を決めました。TOP8のうち日本勢はakuri選手と、5位タイに入賞したROW1選手の2名のみで、残る6枠はすべて米国勢。ほぼアメリカのホームグラウンドといえる環境での優勝となりました。

EVO公式もakuri選手のインタビューを通じて「日本のInvincible VSシーンの強さ」を発信しており、発売から2カ月の新作タイトルの競技シーンに、早くも日本勢が存在感を示しています。なお、同作は大会直後の6月30日に新キャラクター2体を追加するSeason 1が開始されており、競技シーンの盛り上がりは今後も続きそうです。

その他タイトルでも日本勢が躍動

スト6以外の部門でも、日本人選手の活躍が光りました。

『ヴァンパイア セイヴァー』部門(259名参加)では、Kaji選手(リリス)が優勝。準優勝のnakanishi選手(ビシャモン)、3位のAtsuta選手(レイレイ)を含め、TOP8を日本勢が独占するという圧巻の結果となっています。1997年発売のタイトルで今なお日本勢が世界の頂点に君臨していることを示しました。

『BLAZBLUE CENTRALFICTION』部門(248名参加)でも、Fukku選手(スサノオ / バング)が優勝し、準優勝のFenritti選手(ジン)をはじめTOP8のうち6名を日本勢が占めています。

『グランブルーファンタジーヴァーサス -ライジング-』部門(466名参加)では、Shio選手(ロウェイン)が準優勝、Miraias選手(シス / ユーステス)が3位に入賞。優勝はアメリカのKojicoco選手(ベアトリクス)に譲ったものの、上位に日本勢が食い込みました。

ラスベガス初採用となったリーグ・オブ・レジェンド原作のタッグ格闘ゲーム『2XKO』部門では、アメリカのHikari選手が優勝。日本勢ではPoka選手が4位、Toshi選手・Haru選手が5位タイに入賞しています。

『鉄拳8』部門(1,354名参加)は、パキスタンのArslan Ash選手(ニーナ / クニミツ)が優勝し、自身通算8度目のEVOタイトル獲得と報じられています。日本勢では、ベテランのNobi選手(Yamasa)が7位タイに入賞しました。『GUILTY GEAR -STRIVE-』部門(912名参加)では、Jiro選手(闇慈)とT Y選手(ジオヴァーナほか)が7位タイに入っています。

開催体制の変化や参加者数の減少といった逆風が話題になった今年のEVOですが、蓋を開けてみれば、史上初のブランカ同キャラグランドファイナルや発売2カ月の新作での日本人優勝など、記憶に残るドラマが多く生まれた大会となりました。7月にはパリでEsports World Cup 2026の格闘ゲーム部門が控えており、MenaRD選手やArslan Ash選手ら今大会の主役たちがふたたび顔を合わせることになります。EVOで勢いをつけた日本勢がどこまで巻き返すのか、夏の格闘ゲームシーンから目が離せません。

(C) esports-spirit.com/ ©EVO

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