The International 11 (2022)

The Internationalとは?

The International (TI)はSteamを運営している会社であるValveが主催するDota 2の世界大会です。

The Internationalは世界最高賞金額のeスポーツ大会として有名で、2018年大会の賞金総額は2500万ドル(約28億円)でした。このような額になるのは、大会に関連したゲーム内アイテム(バトルパス)の売り上げのうち25%が賞金に還元されるという仕組みを取っているためです。このシステムによって、The Internationalの賞金総額は毎年のように更新を続け、2019は賞金総額3400万ドル(約35億円超)でした。コロナ禍による中断後の2021年の賞金プールは4000万ドル(約40億円)を超え、史上最高額でした。

最高賞金のeスポーツ大会の座をFortnite World Cupと毎年のように争っています。

The International 10は、2020年にスウェーデンのストックホルムで開催される予定でしたが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、2021年に延期されました。 2021年も、スウェーデンではCOVID-19の規制がネックとなりルーマニアのブカレスト変更。観客を動員する予定でしたが、現地の感染状況を鑑み無観客で開催することになりました。

2022年のThe International 11はシンガポールとなり、東南アジアで初めて開催されました。

Dota 2は非常に歴史があるeスポーツタイトルで、Auto Chessなどを通じてDota 2自体に興味を持った人にとってもThe Internationalは必見の大会と言えるでしょう。

The International TI11 2022 Opening Ceremony (full length)

The International 2022 (TI11)開催概要

2022年のThe Internationalはシンガポールにて、10月15日から30日にかけて開催。

大会フォーマット

グループステージ:

グループAとグループBに、それぞれ10チームが分かれて総当たりのリーグ戦で順位を競います。

各グループの上位4チームが、メインイベントのアッパーブラケット・シードに進出し、5~8位がローワーブラケット・シードとなります。各グループ9~10位は敗退となります。

メインイベント:

グループステージを突破したたチームがノックアウト方式で対戦します。アッパーブラケットは、1回戦、2回戦、ファイナルで構成されています。

ローワーブラケットは、1回戦、2回戦、3回戦、4回戦、5回戦、ファイナルで構成されています。

アッパーブラケットとローワーブラケットのファイナルの勝者が、グランドファイナルで激突します。

参加チーム

The International 2022 (TI11)には、計20のチームが出場。

まずDota Pro Circuitと呼ばれる大会群にて、好成績を収めると与えられるポイントにて上位12チームが招待されます。次に、Regional Qualifiersという大会にて、中国、東南アジア、北アメリカ、南アメリカ、CIS、ヨーロッパの6地域からそれぞれ勝ち上がった6チームが出場権を獲得します。さらにはラストチャンス予選の勝者2チームとなります。

Dota Pro Circuit

メジャー大会とマイナー大会がセットとなって開催される大会群で、これらの大会で上位のチームがThe Internationalへの参加権を得ます。メジャー大会は最小16チーム、各地域より2枠以上の出場枠が与えられており、マイナー大会はメジャー大会への参加資格が得られなかったチームによって競われます。マイナー大会は最小8枠各地域1枠から開催され、1位のチームは自動的に次に開催されるメジャー大会への参加資格を得ます。各大会にはそれぞれ個別のポイントが設定されており、合計で順位を争います。

DPC:2022大会を経て、The International 11への出場権を獲得しているのは以下の12チームとなります。

PSG.LGD
OG
Team Spirit
Beastcoast
Team Aster
Thunder Awaken
Boom Esports
Team SoloMid
Tundra Esports
Gaimin Gladiators
Evil Geniuses
Fnatic

各地域のプレーオフを経てThe International 11の出場権を獲得したチームは以下の6チームです。

北アメリカ:Soniqs
南アメリカ:Hokori
ヨーロッパ:Entity
CIS:BetBoom Team
中国:Royal Never Give Up
東南アジア:Talon Esports

ラストチャンス予選を経てThe International 11の出場権を獲得したチームは以下の2チームです。

Team Secret
Team Liquid

日程

決勝大会では、まず10/15から10/18にかけてグループステージで総当たりのリーグ戦が行われます。こちらに勝利したチームが、10/20から10/30にかけて開催されるメインイベント(決勝トーナメント)に進出します。

賞金 

The Internationalは長らく世界最大の賞金規模を誇るeスポーツ大会です。The Internationalは大会関連グッズとしてゲーム内で販売されるバトルパスの売り上げの25%が賞金プールに追加されます。最初から用意されている160万ドルにこれが加算されていき、賞金が膨れ上がるというわけです。

TI10の賞金プールは4000万ドル(約40億円)を超え、史上最高額でした。

TI11の賞金プールはベースの1,600,000ドルから始まり、バトルパスの全売上の25%に相当する17,330,775ドルが追加。最終的な賞金総額は、18,930,775ドル(約26億円)になりました。

The International 11 (2022)の賞金プールはベースの1,600,000ドルから始まり、バトルパスの全売上の25%に相当する17,330,775ドルが追加。最終的な賞金総額は、18,930,775ドル(約26億円)。優勝したTundra Esportsの賞金は、8,518,800ドル(約11億8700万円)でした。

賞金の分配は優勝が45%、準優勝が13%、3位が9%、4位が6%と続いています。

参加チームと獲得賞金は次のとおりです。

順位チーム獲得賞金
優勝Tundra Esports8,518,800ドル
準優勝Team Secret2,461,000ドル
3位Team Liquid1,703,800ドル
4位Team Aster1,135,800ドル
5~6位PSG.LGD662,600ドル
5~6位Thunder Awaken662,600ドル
7~8位Beastcoast473,300ドル
7~8位OG473,300ドル
9~12位Evil Geniuses378,600ドル
9~12位Boom Esports378,600ドル
9~12位Gaimin Gladiators378,600ドル
9~12位Entity378,600ドル
13~16位Hokori284,000ドル
13~16位Team Spirit284,000ドル
13~16位Fnatic284,000ドル
13~16位Royal Never Give Up284,000ドル
17~20位Soniqs47,300ドル
17~20位Talon Esports47,300ドル
17~20位BetBoom Team47,300ドル
17~20位Team SoloMid47,300ドル

大会レポート:

『Dota 2』世界大会The International 2022は、Tundra Esportsが堂々の初優勝 賞金総額は26億円超

The International アーカイブ

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(C)©Valve

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