EVO 2019

EVOとは?

EVOとは、Evolution Championship Seriesの略で、アメリカにて毎年開催されている世界最大の格闘ゲームの大会です。EVOは格闘ゲームの大会としては非常に歴史が古く、前身となる大会「Battle by the Bay」がはじめて開催されたのは1995年です。現在のEvolutionという名前になったのは2002年からで、以降はEVOという愛称で親しまれ毎年開催されています。

EVOは毎年規模が大きくなっていっており、2016年から格闘技のアリーナとしてよく知られるマンダレイ・ベイ・イベントセンターで開催されるようになりました。賞金額は部門ごとに参加費の一部を賞金に充てるという日本では法律上困難な方式を取っていて、タイトルごとに参加人数の規模によって賞金が変わります。加えてスポンサーからの賞金なども出るので正確な数字は不明ですが、2018年大会では個人で550万円近い賞金を獲得したプレイヤーもいました。

EVOは全ての格闘ゲーマーにとって憧れの舞台であり、とてつもないネームバリューを誇る大会であるので、EVOで良い成績を残すことには賞金以上の価値があります。EVOトップ8に残るだけで、そのタイトルでは名前を覚えられることは間違いなく、スポンサーに目をつけられていきなり契約というのもありえます。参加条件はなく、エントリーは誰にでもできるので、まさに夢の舞台と言えるでしょう。

EVO 2019 開催概要

2019年のEVOは現地時間8月2日から8月4日の3日間にかけてラスベガスのマンダレイ・ベイにて開催されます。詳細なスケジュールは発表されていませんが、日本時間では8月3日から8月5日になる可能性が高く、Twitchの配信などで観戦することができます。

EVO2019の採用メインタイトル

EVO2019の採用メインタイトル

EVOのメインとなる種目は毎回変更されます。今回の採用タイトルは以下の通り。

  • ストリートファイターV アーケードエディション
  • 大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL
  • 鉄拳7
  • MORTAL KOMBAT 11
  • ソウルキャリバー6
  • UNDER NIGHT IN-BIRTH Exe:Late[st]
  • ドラゴンボールファイターズ
  • BLAZBLUE CROSS TAG BATTLE
  • サムライスピリッツ

長くメインタイトルに採用され続けた『大乱闘スマッシュブラザーズDX』が外されているのが特徴となっています。また、比較的古いが根強いファンの多い『UNDER NIGHT IN-BIRTH』が採用されたことが話題となりました。EVOにはサイドトーナメントという有志による非公式大会が存在し、メインタイトルに採用されなかったタイトルもそこで大会が行われます。比較的小規模ながらも配信はちゃんとされることが多いので、興味のあるタイトルがメインタイトルになかった方もこちらをチェックしてみましょう。

大会フォーマット

EVOは世界最大の格闘ゲームの大会であり、またオープントーナメントであり誰でも参加できる大会となっているので、その参加者数は膨大です。このため、参加者はまず「プール」と呼ばれるトーナメントに振り分けられます。各プールの勝者がセミファイナルに進み、セミファイナルの勝者がファイナルに進みます。これらのすべてはダブルエリミネーション式のトーナメントとなっています。

3フェーズ式のトーナメントとなっていますが、負けは全て持ち越しであり、プールで1敗して勝ち上がったプレイヤーはセミファイナルもルーザーズからのスタートとなります。ファイナルも同様です。また、プールの数(≒セミファイナリスト、ファイナリストの数)は各タイトルの参加者数によって変わります。

トーナメント表の抽選は完全なランダムではなくある程度操作されていて、同出身地域のプレイヤーとは当たりづらくなっています。これはプールでなるべく対戦したことがない相手と当たるようにという配慮となっています。

賞金

EVOの賞金は、参加者が払う参加費の一部から支払われるシステムとなっています。これは日本では法律の関係上採用することができない仕組みです。タイトルごとに計算されるため、参加者が多いタイトルほど賞金も多いことになります。賞金はベスト8に、成績に応じて分配されます。

具体的な分配割合は、1位から順番に60%、20%、10%、4%、2%、2%、1%、1%となっています。参加費からは参加者ごとに10ドルが賞金として追加されるので、たとえば300人が参加するタイトルで1位を獲得した場合は10×300×0.6で1800ドルが賞金となります。

エントリー方法

前述したとおり、EVOはオープン大会であり、参加に資格等は特に必要ありません。ただし、当然ながらアメリカで開催されるオフライン大会であるため現地に行くための何らかの移動手段と渡航費を確保する必要があります。また、当日は会場付近のホテルを抑える必要がありますが、参加人数の多さも相まって直前に予約を取ることは非常に困難です。参加を考えている場合は早めの計画と、金銭的に余裕を持っておくことにしましょう。海外旅行に不慣れな方は、慣れている友人や英語のできる友人と一緒に行動することを心掛けるべきです。

エントリー自体はEVOの公式サイトから可能です。トーナメント管理にsmash.ggを使っているため、こちらのサイトに登録することが必要となっていますが、格闘ゲームの大会ではよく使われるサイトですので国内であっても大会参加経験がある方はアカウントを持っている人が多いでしょう。

大会レポート:

世界最大の格闘ゲームの祭典 EVO2019 全メインタイトル結果まとめ。日本人の優勝者は4名

EVO アーカイブ

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(C)©EVO ©Sony Interactive Entertainment

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