メッシが初めてeスポーツに本格参入 母国のKRÜ Esportsを運営へ

サッカーのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが母国のeスポーツチーム「KRÜ Esports」の共同オーナーに就任しました。

KRÜ Esportsは、アルゼンチン代表とFCバルセロナでメッシとともにプレーしたFWセルヒオ・アグエロが2020年に設立したチーム。『Valorant』『LoL』『FIFA』『Rocket League』等の大会に参加し、高額賞金を獲得した実績もあります。

今後、共同オーナーとなる二人は、長年ピッチ上でもコンビを組んできただけあって仲が良いことで知られ、若い頃から一緒にゲームに興じていたようです。

メッシといえば、その知名度をいかしてゲームタイトルのアンバサダーになることは、しばしばありました。しかし、これまで基本的にサッカーゲームの中で、ゲーマーにプレイされる側でした。

今回はeスポーツに本格参戦し立場がかわり、プレイされる側からプレイする側にまわることになります。

退任会見……? と思いきやメッシの共同オーナー就任発表

アグエロは11月8日、動画を公開し大事な発表があると切り出しました。「苦労の連続だった。KRÜのこれまでの3年間は信じられない。僕はもうオーナーではないことを伝えなければならない」

ここまで聞いていると退任発表のように思えます。水で喉を潤すと開き直りの笑顔ともとれる表情に……。と、思いきや実はドッキリだったことが判明。

「なぜ、僕がオーナーではないかというと、これからは2人の共同オーナーになるから」と言うと映像が切り替わり、メッシが「よし、プレーするぞ」と発しました。

アグエロはメッシ招へいに際して、次のように述べています。

「レオ(メッシ)とクラブを共有できるのは喜ばしいこと。新たなステージだが、課題もある。彼は史上最高のサッカー選手であり、最高の友人。彼がもたらす忍耐力、謙虚さ、立ち直る力という価値観は重要。皆にインスピレーションを与え、多大な貢献をしてくれる人間だ」

アグエロは今後、FPSゲーム『Counter-Strike 2』のアカデミーを設立することも明らかにしています。

メッシのリーダーシップに注目!

世界最高峰の育成組織の呼び声が高いFCバルセロナのアカデミーで育ったメッシが、今後はその方法論をeスポーツ界に注入していくことになります。

長年プレーしてきたアルゼンチン代表やFCバルセロナでは、寡黙ながら圧倒的な実力と異彩を放つ背中でチームを引っ張ってきました。そしてオフの時間にチームメイトを自宅に招いて食事を振る舞うなどして、個性派のタレント軍団をまとめ上げてきました。

今後は畑違いのeスポーツ団体の共同オーナーとして、チームをどのように運営していくか、手腕が問われます。

なお、リオネル・メッシが現役選手として所属するインテル・マイアミCF(米国MLS)のオーナーを務めるデヴィッド・ベッカム(元イングランド代表)は、ひと足早い2020年にイギリスのeスポーツチーム「Guild Esports」の共同オーナーに就任しています。ベッカムがリオネル・メッシのeスポーツ参入に影響を与えた可能性も考えられます。

史上最多となる8度のバロンドールを受賞したメッシも36歳と大ベテランの領域に差し掛かっており、セカンドキャリアとしてeスポーツを見ているのかもしれません。

(C)©KRÜ Esports

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URL: https://www.gamers.work/

参照:
https://www.kruesports.gg/lionel-messi-es-el-nuevo-socio-del-kun-aguero-en-kru-esports
https://clips.twitch.tv/ScaryKathishPeppermintImGlitch-rIPjs5sym_y5rYC7

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