『リーグ・オブ・レジェンド』世界大会であるWorld Championship 2021(以下、Worlds)のメインイベント、そのグループステージが本日より始まります。なんといっても今回は2014年の国内リーグであるLJLが発足して以来一度たりとも達成されていなかった、悲願の「LJLチームのグループステージ進出」がDetonatioN FocusMeによって成し遂げられています。最高峰の舞台に辿り着いた日本チームが、世界の強豪たち相手にどこまで立ち回れるのか、全世界が注目しています。
Worldsメインイベント フォーマット
メインイベントはグループステージからとなります。グループステージでは4チームのグループが4つずつ組まれ、それぞれ2回ずつの総当たり戦を行います。各グループで12試合ずつの合計48試合で、全ての試合はBO1です。各グループ上位2チームがプレーオフ進出、下位2チームは敗退となります。グループ分けは以下の通り。
グループA
- DAMWON Gaming(韓国)
- FunPlus Phoenix(中国)
- Rogue(ヨーロッパ)
- Cloud 9(北米)
グループB
- Edward Gaming(中国)
- 100 Thieves(北米)
- T1(韓国)
- DetonatioN FocusMe(日本)
グループC
- PSG Talon(香港)
- Fnatic(ヨーロッパ)
- Royal Never Give Up(中国)
- Hanwha Life Esports(韓国)
グループD
- MAD lions(ヨーロッパ)
- Gen.G Esports(韓国)
- Team Liquid(北米)
- LNG Esports(中国)
各グループのリストの最後に掲載されているチームはプレーインから進出してきたチームとなります。グループ内では同リージョン出身のチームが被らないように配置されるため、日本代表のDFMはグループB所属となっています。そして本日深夜0時からのDFMの初戦の相手はもはや『リーグ・オブ・レジェンド』シーンにおいて伝説的な選手であるFaker選手の所属するT1。まさにDFMが本タイトルにおける最高の舞台まで登り詰めたことを象徴するような一戦となります。グループBの相手はどれも厳しい相手となりますが、DFMはプレーインでメジャーリージョンのチームであるCloud9相手にタイブレーカーを制し、1位抜けを果たしています。本当に世界クラスのチームと渡り合えるだけの実力があるのか、大きな期待がかかっています。
グループステージを勝ち抜けた上位2チーム、合計8チームはシングルエリミネーショントーナメントによるプレーオフに進出します。シード分けでは初戦は各グループの1位が他のグループの2位のいずれかと対戦するように配置がされます。各試合はBO5となり、勝ち抜けたチームが今年のワールドチャンピオンとなります。
前述の通り、国内リーグ発足以降ずっと「弱小ワイルドカードリージョン」扱いを受けてきた日本のチームが、グループ進出を果たすのは歴史上初めての快挙となります。国内の『リーグ・オブ・レジェンド』コミュニティ全員が今年のWorldsに注目しているといっても過言ではないでしょう。
また本日から『VALORANT』世界大会のLCQ(最終予選)が開始しており、明日からは『Dota2』世界大会であるThe Internationalも始まります。年末のこの時期になって、eスポーツ界は世界大会ラッシュとなっています。当メディア『eSports魂』では引き続きこれらの世界大会を追い続けていく予定です。