eSportsで人気の格闘ゲーム、ストリートファイターについて

皆さんが「格闘ゲーム」と言われたときに、大半の方が思い浮かべるゲームと言えば、やはり「ストリートファイター シリーズ」ではないでしょうか?

稼働から30年以上が経つ現在でも、一番人気の格闘ゲームとして大人から子供まで愛され続ける理由とは何なのでしょうか?

eSportsと絡めた最新の「ストリートファイター シリーズ」事情と併せて見ていきましょう。

「ストリートファイター シリーズ」は一体どんなゲーム?

「ストリートファイター シリーズ」は、カプコンが開発・稼働した2D対戦型格闘ゲームです。
1987年に発売された第1作「ストリートファイター」はさほど大きなヒットとはなりませんでしたが、4年後に稼働した続編となる「ストリートファイターⅡ」が大ヒットを巻き起こし、シリーズ化されるようになりました。

このゲームの代表的な要素は、やはりコマンド技です。

ボタンと方向キーの組み合わせで多彩な技を発動することができ、波動拳や昇竜拳など、格闘ゲーム好きでない人でも知っている技が多いです。
もう1つの特徴は、キャラクターの個性にあります。

それぞれのキャラクターに強烈な個性が備わっており、格闘ゲームとしての面白さだけではなく、キャラに魅力があるのも人気の理由だと言えます。
そのキャラ人気の高さから、アニメ化や映画化、漫画化もされているなど、格闘ゲームとしての枠を超えています。
このように「ストリートファイター シリーズ」は、対戦型格闘ゲームというジャンルを浸透させたゲーム史に残る記念的一作と言えます。

「ストリートファイター シリーズ」は何故、対戦格闘ゲームの金字塔になったのか

「ストリートファイター シリーズ」は、対戦型格闘ゲームの金字塔と言える作品ですが、先述の通り第1作目時点ではそれほど人気は高くありませんでした。

というのも、このときはまだアクション要素の方が強く、対戦の要素はあまりなかったのです。

ですが、続編となる「ストリートファイターII」で爆発的なヒットを記録し、その後、続々と対戦型格闘ゲームが作られるようになったのです。

特にスーパーファミコン版においては、国内販売本数約288万本、世界累計販売本数630万本を誇るメガヒットとなりました。

つまり「ストリートファイターⅡ」が誕生しなかったら、対戦型格闘ゲームというジャンルが普及することもなかったと言えるのです。

では、なぜ「ストリートファイターⅡ」は人気タイトルになったのでしょうか?

その理由は、3つあります。

まず、1つ目の理由はコンボにあると言えるでしょう。

当時としては画期的なシステムであり、「ストリートファイターⅡ」にはたくさんの連続技が用意されていました。

今では、対戦型格闘ゲームに欠かせない要素になっているコンボも「ストリートファイターⅡ」が生みの親なのです。

次に、プレイアブルキャラクターの豊富さ、並びに性能や技の違いも人気を博した理由として挙げられます。

前作ではケンとリュウ、2人のキャラが登場していますが、見た目のグラフィックが違うだけで性能は一緒でした。

続編では、プレイアブルキャラクターごとに性能や必殺技、特徴などが異なっており、そのうえ、個別のストーリーまで用意されていました。
そして、なんといっても最大の理由はプレイヤー同士の熱い対戦にあります。

コンピューターとの対戦もできますが、ウリはプレイヤー同士の白熱した駆け引きです。

この手に汗握る対戦要素が、本シリーズを金字塔へと押し上げた一番の魅力だと言えるでしょう。

「ストリートファイター シリーズ」にはバグから生まれた技もある?

「ストリートファイター シリーズ」の第1作目には、いくつかのバグがありました。

というより、ゲームには大抵バグがつきものです。

昔はバグを利用した裏技を探すのも、プレイヤーの楽しみの1つであり、ある種欠かせない要素だとも言えます。
今や対戦型格闘ゲームではお馴染みとなったコンボ、実はこれ「ストII」のバグから生まれた仕様なのです。

ある技を発動した後、別の技をタイミング良く繰り出せば、技同士が繋がるというバグで、開発者は気づいていたものの「誰も扱えないだろう」と放置していました。
ところが、蓋を開けてみると、このバグを利用したコンボ技がプレイヤー同士の対戦で盛んに使われるようになったのです。

むしろ、コンボ技を発見することが勝利に繋がるとも言われており、次第に公式の機能として扱われるようになっていきました。

以後は正式な機能として、コンボはゲーム内に取り入れられるようになり、他の格闘ゲームでも必須の機能として導入されるようになったのです。
偶然の仕様から生まれたバグが、対戦型格闘ゲームを盛り上げる要素になったというのは面白い話です。
他にも「ストリートファイターⅡ」には、「真空投げ」というバグ技があります。

これはガイルの技で、どんな状態の相手でも投げることが可能というチートな性能を持っています。

相手が無敵状態でも関係なく、この技を発動している間はガイルは無敵になります。

この「真空投げ」に関しては、開発者も気づいていなかったそうです。
こうしたバグによる技を発見するのも、本シリーズの楽しみ方です。

eSportsとしても大注目の「ストリートファイター シリーズ」

「ストリートファイター シリーズ」を開発しているカプコンは、2018年の2月13日にeSports事業に参戦することを表明しています。

eSports業界を盛り上げるためだそうで、世界的に大人気である対戦型格闘ゲームシリーズの生みの親ですから、世界的にも注目度が高いです。
まず、ユーザーコミュニティーの場として「カプコンeスポーツクラブ」を新設しました。

ユーザー同士の交流及び予選大会の会場など、様々なシーンにおいて活躍できる場所として期待されています。
次に、「CAPCOM Pro Tour ジャパンプレミア大会」では、プロライセンスの発行も視野に入れているとのことです。

プロライセンスが発行されるのは「ストリートファイターV アーケードエディション」というゲームタイトルです。
この公認プロライセンスはカプコンが発行するわけではなく、2018年2月1日に設立されたばかりの「一般社団法人日本eスポーツ連合」が発行しています。

プロゲーマーとしての地位を確かなものにできるため、「ストリートファイター シリーズ」で世界を目指すなら、プロライセンスは手に入れておいた方が良いかもしれません。
さらに、カプコンはeSportsリーグの「ストリートファイターリーグ」を2019年の春から開催する予定です。

「ストリートファイターV アーケードエディション」を使った国内の大会で、プロライセンス保持者と未保持者がチームを結成し、3対3で争うチーム戦となっています。
国内にeSportsを普及させることを目的とした大会で、これからますます盛り上がりを見せることでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

日本のみならず、世界中で人気を集め続けている「ストリートファイター シリーズ」。

もし

「まだやったことがない」

という方がいれば、この機会にぜひプレイしてみてはいかがでしょうか?

(C)©CAPCOM

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URL: https://www.gamers.work/

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