
日本を代表するプロeスポーツチーム「ZETA DIVISION」を運営するGANYMEDE株式会社が、KADOKAWAグループの教育機関である株式会社バンタンと連携し、「ZETA DIVISION GAMING ACADEMY POWERED BY VANTAN」を2027年4月に開校予定であることを発表しました。東京、大阪、名古屋の3拠点での展開が予定されています。
eスポーツと人材育成のプロが協業
同アカデミーの最大の特徴はZETA DIVISIONがカリキュラムを全面監修する点にあります。ZETAは日本でもかなり知名度の高いeスポーツチームであり、世界大会での実績を持つ選手やスタッフの知見を教育プログラムに落とし込み、実践的な人材育成を目指すとしています。ZETA DIVISIONの特別顧問であるcrow氏がカリキュラム監修や特別講義を担当するほか、2027年4月12日には初回イベントとしてcrow氏とLaz氏が登壇する予定などがあるようです。
育成対象はプロ選手だけにとどまらず、イベントプランナー、ディレクター、チームマネージャー、コンテンツ制作者といった、eスポーツ業界を支えるビジネス人材の輩出も大きな柱となっているようです。また、ZETA DIVISIONが実施する選抜トライアウトに合格した受講者には「ZETA DIVISION VALORANT ACADEMY」などのアカデミーチームへの所属チャンスも用意されているとのことです。

ZETA DIVISION GAMING ACADEMYのコース構成
アカデミーでは高等部から大学部まで、幅広い年齢層に対応したコースが設けられています。
- 大学部(4年制)ゲーミングビジネス総合コース:大学通信課程で大卒資格を取得しながら、大会・イベントの企画から運営までを実践的に学ぶ
- 専門部(3年制)ゲーミング総合コース:1年次に基礎スキルを習得し、2年次から専門分野へ分岐する
- 専門部(2〜3年制)プレイヤー・クリエイター専攻:競技スキルに加え、配信・映像制作のスキルも習得する
- 高等部(3年制):通信制高校(S高等学校)との提携で高卒資格を取得しながら、早期の業界デビューを支援する
大学部・専門部は満18歳以上、高等部は15〜18歳が対象となっています。
日本のeスポーツ市場は2025年に約200億円規模に達し、国内ファン数も1,000万人を超えています。市場の拡大に伴い、競技選手だけでなく運営・制作・マネジメントといった周辺領域の人材需要も高まっており、今回のアカデミー設立はその需要に応える形となります。eスポーツ教育の分野ではすでに複数の専門学校がeスポーツコースを開設しているほか、プロチームが育成部門を運営する事例も増えています。しかしトップレベルのプロチームが教育機関と本格的に提携し、カリキュラムの全面監修まで担うケースは珍しく、ZETA DIVISIONのブランド力と実戦経験が教育にどのように反映されるかが注目されます。
今後、2026年9月にはアジア競技大会(愛知・名古屋)でeスポーツが正式メダル競技として実施されるなど、eスポーツの社会的認知はさらに高まることが予想されます。こうした流れの中で、業界の持続的な成長を担う人材をいかに育成していくかは重要な課題であり、ZETA DIVISIONの取り組みは一つの試金石となりそうです。
(C)©ZETA DIVISION ©VANTAN
























