eスポーツ大会の視聴時間ランキング(2021年)

コロナ禍で2年目の2021年が幕を閉じました。大会の視聴データを眺めながら、2022年以降にeスポーツがどのようになっていくか、一緒に展望してみましょう。

視聴時間ランキングの顔ぶれ

eスポーツの分析を行う『Esports Charts』は、2021年のeスポーツ大会の視聴時間に基づいたランキングを発表しています。

視聴時間ランキングは、League of Legends Worldsが今年も1位に輝きました。前年のWorlds 2020から25%増えて、視聴時間1億7480万時間でeスポーツ大会史上・最長視聴時間記録を更新しました。前年Season 10の出場を逃したFaker擁するT1が出場したことも奏功しました。

2位のThe Internationalは2020年には中止になりましたが、2021年は無観客ながらどうにか開催。2019年のTI9と比較して21%伸びました。

3位に入ったのはMPL Indonesia Season 8。人口2億7000万人のインドネシアや1億1000万人のフィリピンといった東南アジアで絶大な人気があります。また、モバイルeスポーツの急成長も、今回のランクインを後押ししたと言えるでしょう。

「LCK Spring」と「LCK Summer」は、視聴時間ランキング・トップ10の連続ランクイン記録を更新しました。韓国は『League of Legends』世界屈指の強豪国であり、強さが人気を呼び、人気が競技レベルを高めるという好循環ができているようです。

視聴時間ランキングは8大会がMOBA

トップ10のうち、じつに8大会のジャンルがMOBAということも特筆すべき点でしょう。

4位PGL Major Stockholm 2021の『Counter-Strike: Global Offensive』(CS:GO)と10位Valorant Champions 2021の『VARORANT』は、FPS(ファーストパーソン・シューティング)です。両方とも、視聴時間の大会記録を更新しています。

eスポーツ大会の視聴時間ランキング(2021年):

1位:League of Legends World Championship[1億7842万時間]
2位:The International 10[1億723万時間]
3位:Mobile Legends Professional League Indonesia Season 8[7694万時間]
4位:PGL Major Stockholm[7126万時間]
5位:League of Legends Champions Korea Spring[6754万時間]
6位:Mobile Legends: Bang Bang M3 World Championship[6261万時間]
7位:League of Legends Mid-Season Invitational[6118万時間]
8位:League of Legends Champions Korea Summer[6052万時間]
9位:Mobile Legends Professional League Indonesia Season 7[5429万時間]
10位:VALORANT Champions[4604万時間]

eスポーツ大会の瞬間最高視聴者数ランキングでは変動

eスポーツ大会の瞬間最高視聴者数ランキング(2021年)

瞬間最高視聴者数ランキングでは順位に違いが見られます、1位はFree Fire World Series 2021 Singaporeで、eスポーツ全体で最高の541万人を記録しました。『Garena Free Fire』はモバイルゲームで、インド、ブラジル、インドネシアなどで特に人気です。

2位LoL Worlds 2021のファイナルでのEDward GamingとDWG KIAの対戦は、瞬間最高視聴者数401万人で同大会の記録を更新しました。

3位PUBG Mobile Global Championship Season 0のファイナル初日に、瞬間最高視聴者数380万人を記録しました。

瞬間最高視聴者数ランキングは6大会がモバイル

瞬間最高視聴者数ランキングでは、トップ10のうち6大会がモバイルeスポーツであり、PCジャンルからは4大会しかランクインしませんでした。

eスポーツ大会の瞬間最高視聴者数ランキング(2021年):

1位:Free Fire World Series 2021 Singapore、ファイナル[541万人]
2位:League of Legends World Championship、ファイナル[401万人]
3位:PUBG Mobile Global Championship Season 0、ファイナル[380万人]
4位:Mobile Legends: Bang Bang M3 World Championship、プレイオフ[319万人]
5位:Mobile Legends: Bang Bang M2 World Championship、ファイナル[308万人]
6位:PGL Major Stockholm、ファイナル[274万人]
7位:The International 10[274万人]
8位:Mobile Legends Professional League Indonesia Season 8[239万人]
9位:Mobile Legends: Bang Bang South East Asia Cup、プレイオフ[228万人]
10位:League of Legends Mid-Season Invitational、ファイナル[153万人]

【まとめ】コロナから回復の兆候・日本からランクインなるか?

2020年は新型コロナウイルス(COVID-19)に見舞われ、多くの大会が中止や開催方式の変更を余儀なくされましたが、2021年には回復の兆しも見受けられます。

例えば「The International」(Dota 2)や 「CS:GO Major Championships」「First Free Fire LAN」などが立て直してきました。

世界はコロナ禍を克服したとは、まだまだ言い難いですが、経済活動や社会活動も再開しつつあります。それが、eスポーツのデータにも反映されているようです。

有力な世界の大会のなかには、日本で人気のものもありますし、あまり認知度がないものもあります。つまりeスポーツのゲームタイトルや大会には地域差があり、日本はかなり固有の市場を形成しているということです。

事実、日本の大会はランクインしませんでした。日本は独自のeスポーツ市場とも言えますし、世界から取り残されているとも言えるかもしれません。

アジアからは中国のゲームが、世界のeスポーツに広く波及しています。ゲーム開発の老舗である日本は、人気IPを活用したeスポーツ向けゲームの開発や大会開催を軸にしても世界を巻き込んで、自らのeスポーツ市場を拡大させていくというのが正攻法でしょう。ポケモンワールドチャンピオンシップスは、その一例です。はたまた、世界をあっと驚かせるようなeスポーツゲームの登場もあるかもしれません。

なお、モバイルeスポーツは、前年同様に2021年も成長を続けています。2022年以降もこの傾向は続くでしょう。モバイルeスポーツは、とりわけアジア地域で盛り上がりを見せています。この世界的なトレンドに乗り遅れないようにしたいものです。

アジアに位置しモバイルに傾倒している日本は、この利点を生かして世界のeスポーツの次なるステージで、確固たるポジションを確立することができるでしょうか。

(C)©Esports Charts

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URL: https://www.gamers.work/

参照:
Most Watched Esports Tournaments of 2021 (Esports Charts)
Most popular esports matches in 2021 (Esports Charts)

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