オリンピックの種目に追加される「eSports」ってなに?

eSportsが注目を集めている理由の1つにオリンピック種目に追加されると報道されたことが挙げられます。

この記事では、オリンピック種目として注目を集めているeSportsについてご紹介していきます!

オリンピックに競技にゲームが加わる?

オリンピック聖火

eスポーツは、2020年に開催される東京オリンピックや、その次のオリンピックでも採用される可能性が期待されています。

ただ、eスポーツのオリンピック競技化には数多くのハードルがあり、その一つとしてJOC(日本オリンピック委員会)による塩対応が話題となっています。

ゲームをスポーツとして定義することに慎重で、たとえオリンピック競技として認定されても、日本代表チームを編成して競技に参加するかどうかは疑問です。

ですが、2018年8月より開催されたアジア競技大会では公開競技として採用され、日本代表チームとして出場したメンバーが競技種目の「ウィニングイレブン2018」で金メダルという快挙を成し遂げました。

これまで、アジア大会ではアジア版オリンピックということで実際のオリンピック競技種目を基本にしつつ、テコンドーやソフトテニスなどの、アジアという地域性を重視した競技を多く採用してきています。

過去には、公開競技として採用された種目が公式競技として格上げされている例もあり、今回のアジア大会ではeスポーツは公開競技として採用されているのです。

つまり、そのうち公式競技として正式に採用されることも考えられます。

日本代表チームがアジア大会などの大きな大会で徐々に成果を残していけば、JOCも参加を認めざるを得ないというもの。後はオリンピック正式種目化を期待するのみ!

eスポーツ(e-sports)って何?

「e-sports」という言葉自体を初めて聞いたという人もいると思いますので、そもそもe-sportsがなんなのかを解説しておきましょう。

e-sportsとは「エレクトロニック・スポーツ」の略で、複数のプレーヤーで対戦されるコンピューターおよびビデオゲームをスポーツ競技として捉えたものです。

1980年代にコンピューターゲームが誕生してから欧米各国で数々の大会が開催される中、日本ではようやく1990年台に入って格闘ゲームがブームを迎えました。

その頃、欧米ではすでに

  • PGL(プロフェッショナルゲーマズリーグ)
  • CPL(サイバースレートプロフェッショナルリーグ)

といった運営組織が生まれ、プレーヤーのプロ化が始まっています。

e-sportsという言葉が使われ始めたのは、2000年の10月に開催されたWCGC(ワールドサイバーゲームズチャレンジ)からです。

日本でeスポーツが正式に認められたのは2007年に入ってからで、「日本eスポーツ協会設立準備委員会」が発足した後、徐々に各国の大会にも出場し始めています。

eスポーツをプレイする方法はインターネットを経由して行われます。要は、オンラインゲームの団体戦および個人戦となります。

インターネット経由ということで、ネットワークの遅延や相手チームのチート(不正)行為への対処などいろいろと問題はありますが、ESL(eスポーツ大会運営団体)によって徐々に整備されつつあります。

世界のeスポーツ(e-sports)賞金事情について

プロスポーツのひとつとして、海外では億単位の賞金がかけられるほどの大きな大会が開催され、プロゲーマーにとっては優勝すると夢のような生活が待っているというほどに魅力のあるeスポーツ。

日本人の中でもそのような大会で、すでに高額な賞金を手にしてスポンサー契約を結ぶなど、活躍しているプロゲーマーも多数存在します。

Eスポーツで賞金がより高くなるのは、プレーヤーの総数が多く、競技として成り立っているタイトルの大会です。

例えば、「リーグオブレジェンド」や「DOTA2」などです。

リーグオブレジェンド

2016年に開催されたリーグオブレジェンドの世界大会では優勝賞金はなんと2億円越えというから驚きです。

DOTA2

2018年に開催されたDOTA2の大会では、賞金総額が23億1,000万、優勝賞金10億1,000万となります!

DOTA2はチームによる対戦形式なので、優勝賞金は山分けとなりますが、それでもいきなりセレブの仲間入りという金額です。

「なぜこのような高額な賞金が?」

「一体どこから出てくるのか?」

という疑問は誰もが抱くことだと思います。

ですが理由は簡単で、ひとえにスポンサーによるものです。

また、種目(DOTA2など)によってはゲーム内で大会の観戦チケットを販売していて、その売り上げの一部が賞金額に加算されていることも理由の一つとなっています。

チケットを購入するとゲーム内で大会の様子が観戦できるというのも、チケットの売り上げを上げるキッカケになっているのではないでしょうか。

今から始めるのにおすすめのeSportsタイトルは?

世界大会が開催されるほどの競技種目を観戦したり、YouTubeやニコニコ動画などでのゲーム実況を視聴するなどして、eスポーツに関心がある人にオススメのタイトルを3つ紹介します。

リーグオブレジェンド

世界でもトップクラスのプレーヤー数を誇るオンラインゲームです。

チームに分かれて敵の陣営を切り崩すという概要のゲームで、プレーヤースキルやレベルに応じて、ゲーム側でチームを編成してくれるので、初心者でも自分のレベルや環境を気にすることなくプレイできます。

ウィニングイレブン

プロサッカー選手もハマるという、サッカー好きにはたまらないゲームではないでしょうか。

実際にサッカーをしているような臨場感があり、格闘系や戦争系が苦手という女性にもオススメです。

その他にも、eスポーツに正式種目として登録されたゲームは山ほどあります。

ゲームは割としているけどオンラインゲームは初めてという人、ゲーム自体が初心者という人も十分に楽しめるeスポーツゲームの世界を体験してみてはいかがでしょうか!

(C)©IOC

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